育児をしながら介護の仕事に就いている人も多い。
子供を育てる苦労も多くあるが、それ以上に大変なのが介護現場といえるのではないだろうか。
介護施設やケアハウス、老人ホームなどが多くなっているが、その人材不足の話題がなくなることはない。
連日のように施設運営者の悲痛な声が聞こえてくるのが現状である。
介護を必要とする人の日常生活の介助をすることが主な仕事になるが、認知症患者や身体障害者なども多いため、一筋縄ではいかない難しさがある。
介護職員として勤務しながら、育児をしている人にとっては、毎日が苦悩の連続といえるだろう。
むろん、必死になって日々の業務をこなすことによって、嬉しいことにも恵まれることになる。
介護現場では、入所者のトイレや食事、入浴などのサポートをすることにより、感謝の言葉をもらうことでやりがいを感じるという人も少なくない。
介護職員としての喜びを感じる一コマである。
介護現場の仕事のつらさによって、退職や転職を考える人も多い。
体力も必要とされる業務に加え、精神的な強さも求められる職業であることに間違いはないのだ。
育児中であれば、疲れ果てて帰宅した後にも、自分の子供の面倒をみるという大変さも加わることになる。
そういう意味では、介護職員として働くためには、配偶者をはじめとした家族の支えが必要である。
ワークライフバランスという言葉が盛んに使われているが、介護士やケアマネージャーが働く上で大切にしたい考え方だ。